キュー植物園の歴史は古く、ジョージⅢ世の母親であるオーガスタ皇太子妃によって1759年に設立されました。この当時のヨーロッパでは、国力を誇示する為に珍しい植物を世界各地から収集することを競い合っていました。
その後、パームハウスやテンペレートハウスなどの温室が建設されると、大英帝国に利益をもたらす植物を探し求める為、多くのプラントハンターが世界中へ派遣されるようになりました。
現在のキュー植物園は世界的な観光地である一方、植物と菌類のおける科学的分野で世界をリードしている研究機関でもあります。2003年にはユネスコ世界文化遺産の指定を受けました。